子どものいない夫婦で、どちらかに転勤の話が出ると、迷うことがたくさんあります。
- ついていくか、単身赴任にするか
- 子どもがいないと、離れたら寂しすぎないか
- 家賃が2か所分かかって、お金は大丈夫か

家に帰っても誰もいない生活って、耐えられるのかしら。
最初にお伝えすると、わが家は単身赴任をしたことはありません。
ただ、結婚してから6年間、仕事の都合で別々の街に住む別居婚をしていました。
離れて暮らす寂しさや、家賃が2か所分かかる大変さは、単身赴任とほとんど同じでした。
この記事では、子なし共働き夫婦の単身赴任の決め方、寂しさとの付き合い方、会う頻度、お金を、わが家の経験をまじえてまとめます。



子どもがいない夫婦は、ついていくか残るかを、2人の仕事だけで決められます。選べる幅が広いぶん、よく話し合ってください。


子なし夫婦の単身赴任とは


単身赴任とは、転勤をきっかけに、夫婦が一時的に離れて暮らすことです。
子どもがいない夫婦には、子育て世帯とは違う事情があります。
単身赴任は、会社の転勤で始まる
単身赴任は、会社から転勤を命じられ、家族を残して1人で赴任先に住む働き方です。
自分たちで選んで始める別居婚とは、きっかけが違います。
転勤が終われば戻る、という前提があるのも特徴です。


子なし夫婦は、ついていくか残るかを選びやすい
子育て世帯は、子どもの学校を理由に単身赴任を選ぶことが多いです。
子どもがいない夫婦には、その理由がありません。
そのぶん、周りから「ついていけばいいのに」と言われることもあります。
決める材料は、2人の仕事と気持ちだけです。
転勤するのは、夫の場合も妻の場合もある
共働きなら、転勤の話はどちらにも来ます。
妻が単身赴任をして、夫が家に残る夫婦もいます。
どちらが行くかで、ついていく・残るの考え方が変わるわけではありません。
ついていくか、単身赴任にするかの決め方


決め手になるのは、残る側の仕事と、転勤の期間です。
持ち家があるかどうかも、大きく関わります。
残る側が、今の仕事を続けたいか
ついていくなら、残る側は仕事を辞めるか、転勤先で探し直すことになります。
今の仕事を続けたいなら、単身赴任のほうが自然です。
わが家が別居婚を選んだのも、2人とも仕事を辞めたくなかったからでした。
リモートで働ける仕事なら、ついていく選択もしやすくなります。
転勤が何年続くか、見通しはあるか
2〜3年で戻れるとわかっていれば、単身赴任を選びやすくなります。
転勤が続く働き方なら、どこかで一緒に住む形を考える必要があります。
わからないときは、会社に見通しを聞いてから決めても遅くありません。
持ち家があるかどうか
持ち家があると、ついていく場合に家をどうするかという問題が出てきます。
空き家にする、貸す、売るなど、選び方によってお金も手間も変わります。
住宅ローンが残っているなら、貸し出す前に銀行への確認が必要な場合もあります。
家のことが決められないときは、不動産会社や専門家に相談してください。
子なし単身赴任は寂しい?付き合い方


子どもがいないと、行く側も残る側も、家で1人になります。
寂しさは、少しずつ小さくしていけます。
行く側も残る側も、家に帰ると1人
子育て世帯なら、残る側には子どもがいます。
子なし夫婦は、行く側も残る側も、それぞれ1人の生活になります。
寂しいと感じるのは、どちらか一方だけではありません。
相手も同じように感じていると知っておくだけで、気持ちは少し軽くなります。



残る私のほうが寂しい気がして、言い出しにくかったのよね。
寂しさは、慣れると小さくなる
わが家も、別居婚を始めたばかりのころは毎日連絡を取っていました。
離れた生活に慣れるまでは、何となく落ち着かないものです。
しばらくすると、1人の時間の使い方が自然と決まっていきました。
連絡の間が空いていったのも、寂しさに慣れていった証拠だったと思います。
1人の時間を、自分のために使う
寂しさを埋めようとするより、1人の時間をどう使うかを考えるほうが楽です。
仕事に集中する、趣味を始める、友人と会うなど、使い方は自由です。
会ったときに話したいことが増えるのも、離れて暮らす良さです。
単身赴任中の会う頻度と連絡


会う頻度も連絡も、最初からきっちり決めなくて大丈夫です。
わが家の別居婚のときの実際を書きます。
連絡は、毎日から2〜3日に1回になった
別居婚を始めたころは、毎日連絡を取っていました。
慣れてくると、2日に1回、3日に1回と自然に間が空いていきました。
間が空いても、気持ちが離れたとは感じませんでした。
話したいことがあるときに話す、くらいがちょうどよかったです。
会うのは月1回から2か月に1回だった
会う頻度は、月1回、忙しいときは2か月に1回くらいでした。
距離が遠いほど、交通費も移動の時間もかかります。
無理に毎週会おうとすると、会うこと自体が負担になります。
2人の距離とお金に合わせて、続けられる回数を選んでください。
ルールを決めすぎない
毎晩何時に電話する、と決めると、出られなかった日に不安が生まれます。
決めるなら、連絡がつかないときの目安くらいで十分です。
お互いの生活を信じられることが、いちばん大事だと思います。
家賃が2か所分かかるときのお金と部屋選び


単身赴任でいちばん重いのは、家賃が2か所分かかることです。
会社の制度を確かめるところから始めてください。
家賃が2か所分かかる、いわゆるダブル賃貸
今の家と赴任先の部屋、2つの家賃を払う状態をダブル賃貸と呼ぶことがあります。
光熱費や通信費も、2つの家の分がかかります。
わが家は別居婚のとき、会社の住宅補助を受けられたので何とかなりました。
単身赴任手当や住宅補助は会社によって違うので、まず勤務先に確かめてください。


帰省の交通費も積み重なる
会いに行くたびに、交通費がかかります。
会社によっては、帰省の旅費を一部出してくれることがあります。
会社員の税金には、単身赴任の帰省の旅費を差し引ける特定支出控除という仕組みもあります。
条件があるので、使えるかどうかは勤務先や税務署に確認してください。
赴任先の部屋は、1Kから1LDKで十分
1人で住むなら、1Kから1LDKくらいの広さで足ります。
広い部屋は家賃が高く、掃除の手間も増えます。
家具や家電がついた部屋を選ぶと、引っ越しの費用と手間を抑えられます。
子なし夫婦の単身赴任は離婚につながるのか


単身赴任だから離婚しやすい、と決めつけられるデータは見当たりません。
大事なのは、離れている間の話し合いです。
単身赴任だけの離婚率を示す公的な統計はない
単身赴任をした夫婦だけの離婚率をまとめた公的な統計は、見当たりませんでした。
子どものいない夫婦の離婚率については、別の記事で公的なデータをもとにまとめています。
「離れたら終わり」と思い込まず、2人の状態を見てください。


気持ちが離れてきたと感じたら
連絡が減ったこと自体は、慣れた証拠のこともあります。
気になるのは、話しても通じない、会いたいと思わない、と感じたときです。
そのときは、まず会って話す時間をつくってください。
2人で解決しないときは、夫婦カウンセラーなどに相談する方法もあります。
離れて暮らしても、仲は続けられる
わが家は6年間離れて暮らしましたが、気持ちが冷めることはありませんでした。
私の転勤で一緒に住むようになり、今は結婚14年目です。
離れていた時間があったからこそ、今もそれぞれの時間を大事にできていると感じます。



単身赴任の経験はありませんが、離れて暮らす夫婦の気持ちはよくわかります。
子なし夫婦の単身赴任でよくある質問


子どものいない夫婦の単身赴任について、よく聞かれる質問にお答えします。
まとめ:子なし夫婦の単身赴任は、縛りすぎず話し合う


この記事では、子どものいない共働き夫婦の単身赴任について、わが家の別居婚の経験をもとにまとめました。
- 子なし夫婦は、2人の仕事と気持ちだけで、ついていくか残るかを決められる
- 決め手は、残る側の仕事、転勤の期間、持ち家があるかどうか
- 寂しさは、離れた生活に慣れると小さくなる
- 会う頻度や連絡は、決めすぎずに続けられる形を選ぶ
- 家賃が2か所分かかるときは、会社の手当や補助をまず確かめる
離れて暮らしても、夫婦の仲は続けられます。
大事なのは、相手を縛りすぎないことと、困ったときに話せることです。



わが家は6年間離れて暮らしても、今も仲良く暮らしています。2人に合う形を選んでください。
