パワーカップルという言葉を見て、自分たちは当てはまるのか気になったのではないでしょうか。
- パワーカップルは年収いくらからなのか
- DINKsとは何が違うのか
- 子どものいないパワーカップルはどれくらいいるのか

共働きで少し余裕があると、自分たちもそうなのかしらと思ってしまうのよね。
結論から言うと、パワーカップルに決まった定義はありません。
よく使われるのは「夫婦ともに年収700万円以上」という基準です。
その基準で数えると、全世帯の0.62%しかいませんでした。
この記事では、定義と割合を公的なレポートで確かめ、子なしパワーカップルの現実までまとめます。



当てはまるかどうかより、2人でどう暮らすかのほうが大事です。気楽に読んでください。


パワーカップルとは?年収いくらから当てはまるのか


よく使われるのは夫婦ともに年収700万円以上という基準です。
ただし、これが唯一の決まりではありません。
パワーカップルに決まった定義はない
ニッセイ基礎研究所のレポートには、パワーカップルに明確な定義はない、とはっきり書かれています。
夫婦の合計年収で見るもの、金融資産まで含めるもの、影響力のある夫婦を指すものなど、使われ方はさまざまです。
同じレポートでは、一定の裁量を持てる年収水準として「夫婦ともに年収700万円以上」と定義しています。
インターネットで見かける基準も、どの定義を使っているかで変わります。



「年収いくらから」の答えは一つではありません。どの定義の話かを確かめてください。
夫婦ともに700万円以上は、全世帯の0.62%
この定義で数えると、2020年のパワーカップルは34万世帯でした。
全世帯の0.62%、共働き世帯で見ても2.1%です。
共働き世帯そのものは1,621万世帯あるので、そのうちのごく一部ということになります。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 世帯数(2020年) | 34万世帯 |
| 全世帯に占める割合 | 0.62% |
| 共働き世帯に占める割合 | 2.1% |
世帯年収1,400万円なら全員そうとは限らない
合計で1,400万円あっても、片方が1,100万円、もう片方が300万円なら、この定義には当てはまりません。
夫婦2人ともが高い年収であることが条件になっているためです。
合計年収で呼ぶ使われ方もあるので、どちらの意味で言われているかを見てください。
パワーカップルとDINKsの違い


違いは年収で分けるか、子どもの有無で分けるかです。
重なる部分はありますが、同じ言葉ではありません。
DINKsは子どもの有無、パワーカップルは年収で決まる
DINKsは、共働きで子どもを持たない夫婦を指す言葉です。
年収がいくらかは関係ありません。
一方のパワーカップルは、年収の水準で呼ばれる言葉で、子どもの有無は問いません。
分けている物差しがそもそも違います。
| 言葉 | 分ける基準 | 子ども |
|---|---|---|
| DINKs | 共働きかどうか | いない |
| パワーカップル | 年収の水準 | 問わない |


子どものいないパワーカップルは約3割
同じレポートによると、パワーカップル世帯の内訳は、夫婦と子の世帯が約6割でした。
夫婦のみの世帯は約3割です。
つまり、パワーカップルの多数派は子育て世帯で、子どものいない夫婦は少数派になります。
「DINKsでパワーカップル」という組み合わせは、かなり珍しいということです。
DINKsだからお金に余裕がある、とは限らない
子どもがいないと収入が多いと思われがちですが、そうとは限りません。
教育費がかからないぶん使えるお金は残りますが、年収そのものは人それぞれです。
DINKsとパワーカップルを同じものとして語ると、実態から離れてしまいます。



うちも、子どもがいないから余裕があると思われることがあります。実際はそう単純ではありません。
子なしパワーカップルの現実


お金の余裕はあっても、時間の余裕は生まれません。
良いところと、そうでないところの両方を書きます。
教育費がかからないぶん、貯めやすい
子育て世帯と比べると、教育費がかからないのは大きな違いです。
その分を住まいや老後の備えに回せます。
わが家も、新NISAの制度を使って積み立てを続けています。
どの商品を選ぶかは人それぞれなので、迷ったら金融機関や専門家に相談してください。
2人とも忙しいので、時間の余裕はない
収入が増えるほど、仕事に取られる時間も長くなりがちです。
家事は後回しになり、外食や出前が増えていきます。
お金で時間を買う、という発想が必要になるのはこのためです。




周りからの見られ方は、思ったより気になる
収入があって子どもがいないと、うらやましがられることがあります。
その一方で、心ないことを言われることもあります。
どちらも、こちらの事情を知らないまま言われるものです。
気にしすぎないための考え方は、別の記事にまとめています。


わが家が収入を増やすためにしてきたこと


わが家がしてきたのは、妻の転職と、私の副業の2つです。
年収を上げる方法は、働き方によって向き不向きがあります。
妻は転職で年収を上げた
今の会社にいるまま給料を上げるのは、時間がかかります。
同じ仕事でも、会社が変われば年収の水準は変わります。
わが家では、妻が転職でその差を埋めました。
子どもがいないぶん、引っ越しや勤務地の変更にも動きやすいのは強みだと思います。
私は副業で収入の柱を増やした
私は転職ではなく、副業を選びました。
本業を続けながら、少しずつ別の収入をつくる形です。
すぐに大きな金額にはなりませんが、収入の出どころが2つになる安心感があります。
会社の就業規則で副業が認められているかは、先に確かめてください。
どちらが向いているかは、人による
転職は早く効きますが、環境が変わる負担があります。
副業は続ければ積み上がりますが、時間を使います。
2人とも同じ方法を取る必要はありません。
わが家のように、片方が転職、片方が副業という形もあります。



どちらも合わないなら、無理に増やさない選択もあります。支出を減らすほうが早いこともあります。
パワーカップルが気をつけたいこと


いちばんの注意点は、2人分の収入を前提にしすぎないことです。
収入が高いほど、生活の水準も上がりやすくなります。
2馬力を前提にした住宅ローンに気をつける
2人分の収入を合わせれば、借りられる金額は大きくなります。
ただし、どちらかが働けなくなったときの返済は重くなります。
わが家の住宅ローンは、私1人の名義で組みました。
借り方は事情によって変わるので、銀行や専門家に相談して決めてください。


生活の水準は、一度上げると下げにくい
収入が増えると、外食も買い物も自然と増えていきます。
一度上げた生活は、思っている以上に下げにくいものです。
増えた分をそのまま使わず、先に分けておくと安心です。
子どもがいないぶん、老後の備えは自分たちで決める
子どもがいない夫婦は、年齢を重ねたときに頼れる相手が少なくなりがちです。
お金だけでなく、住まいや介護、相続まで考えておく必要があります。
収入に余裕があるうちに、少しずつ決めておくと落ち着いて選べます。


パワーカップルについてよくある質問


年収の基準や割合など、よく聞かれる質問にお答えします。
まとめ:パワーカップルかどうかより、2人の暮らし方で決まる


この記事では、パワーカップルの定義と割合、DINKsとの違いをまとめました。
- パワーカップルに決まった定義はない。よく使われるのは夫婦ともに年収700万円以上
- その定義では34万世帯で、全世帯の0.62%しかいない
- DINKsは子どもの有無、パワーカップルは年収で分ける言葉
- 子どものいないパワーカップルは、全体の約3割と少数派
- 2人分の収入を前提にしすぎないことが、いちばんの注意点
当てはまるかどうかを気にしても、暮らしは変わりません。
大事なのは、増えた収入をどう使い、どう備えるかです。
わが家も、その途中にいます。



言葉に当てはめるより、2人が納得できる使い方を決めるほうが先だと思っています。
